みなさんこんにちは。8月に入ってまだまだ暑い猛暑の日が続いていますが、みなさんはこの夏休み期間中、如何お過ごしでしょうか。
新型コロナウイルスの全国的拡大も衰退を見せず、みなさんの周りでも、非常に身近なものとして感じられる最近の状況。暑い中マスクで過ごす日常が始まって早3年になります。みなさんも体調管理には十分お気をつけて日々お過ごし下さい。
さて本日は、住宅会社から見た「家づくり」と「設計」の関係性についてブログを書きたいと思います。また一口に「設計」といっても住宅設計をする際に考慮していかないといけない要素は多岐に渡るので、今後何回かに分けて「設計」という観点から家づくりに伴う様々な視点や考慮する点などをブログでUPして行きたいと考えています。
まずは一番最初に「設計」と「住まいの種類」との関係性。そもそも、どのような住まいを取得されるかによって「自宅を設計する」という行為を伴う住まいの取得なのか、そうで無いのかが分かれてしまうので、住まいを取得された方が皆等しく「設計」というスキームを経験するもので無いのも実情です。
例えば、購入する家の種類。「建売住宅」「中古住宅」「マンション」など。このような住まいをご購入される方は、そもそもお客様が建物の設計に関わる事はまずありませんし、他者が既に建物・間取りの設計を終わらせ、住宅も既に完成している、という事になります。出来ている住宅・建物を見学し、間取りを含めてその建物が気に入れば購入するという流れです。
だからこそ自分の好きなように間取りを計画・新築する事は出来ないというのが難点。ただし実際の住宅やモデルハウスなどを見学してから、すぐ住宅の購入を決定し、入居する事も出来るというお手軽さは他には無い利点でもあります。
次に「企画住宅」。これは住宅会社が、お客様と間取りを協議する上で、「ある特定の制約」を課した中で設計する事になる新築住宅です。例えば総2階の1階部分は〇〇m×〇〇mの四角の中で間取りを設計しますとか、使う建材・商材・住宅設備機器などの仕様は住宅会社が決めたこの商品の中から選んで下さいとか、建物のベースプランが数十パターンあり、このプラン集の中で最適な間取りを1つ選んで頂いてから具体的な内外の仕様を決めます・・・等々。
ある特定の範囲はお客様が自由に判断できるものの、大多数の範囲は既に決まっていて完全に自由になる訳では無い、という設計。しかし、新築の住宅であり、購入時のお値段も抑えられるという利点が。
今度は「注文住宅」「注文戸建て」などと呼ばれる、フリー設計の住宅。ただこれも振れ幅があり、大手ハウスメーカーや地場の工務店などが「自由設計」と謳っていても、実際はある程度の住宅シリーズが決められていてその中から家を選ぶパターンが多いのも事実。同じシリーズの家の場合、その住宅会社が建てるAさんの家とBさんの家はとてもソックリになる、なんて事も・・・。それでも間取り自体は自由に打合せをして、プランを決めてくれる。
はたまた、一部の工務店や設計事務所が作る、本当の自由設計の家も同じく注文戸建てと呼ばれます。基本的には全ての部分に於いて何も決まっておらず、一から十まで全て打合せの中で間取りや仕様を決めて設計する。これには結構な時間と労力を伴い、住宅の取得費用も少し高めになる傾向が多いのがデメリット。でも完全に一からお客様に合わせて設計する分、非常に使いやすく、快適で、自分好みに設計・コーディネートができるのは何より嬉しい点。
さて、みなさんはどんな住まいの取得を検討されてありますか?
弊社は完全注文住宅を主としてご提供している会社なので、次回以降のブログでは、完全注文住宅を「設計」する時の「留意点」や様々な「設計的な要素」を少しづつ考察して行きたいと思います。
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